2016年10月4日火曜日

「ものもらい」にならないためには

「またやっちゃったよ」 次男が目を押さえています。
またできちゃったか、「ものもらい」。
仕方ないので、常備しているものもらい用の目薬を渡します。
3週間くらい前も、目がゴロゴロすると言っていました。
さっさと目薬をさして、3日後ににはスッキリしていたようですが。

「なんでこんなにしょっちゅうなるんだろうなぁ」 ブツクサ言っている次男。
うーん、なんとなく理由はわかるような気がする。きみのその、ドナルド・トランプのように伸びた前髪を見れば……。

「ものもらい」、じつにうつりそうな病名だけれど、うつらない。
免疫力が落ちているために細菌感染して化膿したもの。まつげのところにある分泌腺に脂肪がつまってしまう場合もある。
原因の多くは、目につっかかる前髪だったり、汚れた手で目をこすったり、で細菌感染するのが主のよう。夏場にシャワーですませてばかりで、しっかり顔をあたためて洗い流さなかったために分泌腺に脂肪が詰まることもあるらしい。アイメイクの汚れが原因のこともあるそう。

次男の前髪、長いからなぁ。
しかも固い。
ゲゲゲの鬼太郎みたいに、凶器になるんじゃないか。

このあいだ、美容院の兄ちゃんともしみじみ話したのです。「髪の毛って、肌に刺さりますよね」ということ。一本でも体についていればチクチクする。
犬の毛カット用はさみで自分の前髪を切ったと言ったらムリムリ、とあきれて手を振る。
「人間の髪の毛って、犬の毛と比べモノにならないほどめちゃくちゃ固いんですよ。銅線みたいに」って。バッチリ研いである専用のはさみでなければ切れませんと。
そうなんだ。
日本人の髪はまたとくに固い。
加えて、私の髪は日本人の中でも硬くて太い剛毛であるからして。
次男にはしっかり私の髪質が遺伝してる。伸びるのも早い。次男の頭も、カットをしてもあっという間に伸びてしまう。起き抜けの次男の頭ときたら、まるで黒いニワトリが乗っかっているかのようなありさま。

生命力ばつぐんなのは結構だけど、その剛毛の前髪ですから、デリケートなまぶたに刺さればかなりの刺激があることは容易に想像できます。
チクチクするから、目をこすることも多くなってしまうわけで。
こりゃ、ものもらいにもなるわ。

そうそうその上、次男のやつ、夏の間右手を骨折していて、それでシャワーばかりになっていたのだった。
ものもらいは、ニキビのように、糖質が多く脂っこい食事も影響するそう。骨折のために運動不足で脂肪も過剰摂取だったかもね。

目にかかる前髪、風呂つかりなし、脂質の多い食事、なるほどね。

ネット上でゲーマーらしい男性が、「ゲームばっかりやってるからものもらいになるのでしょうか?」と尋ねるのを何軒か見かけたけど、原因はゲームではないと思うよ、うん。

私自身が最後にかかったものもらいは、まだ子どもたちが保育園だった若かりし(?)頃のこと。
仕事が忙しい時で、早く治そうと点眼薬ガンガンさしまくったところ、治る気配もないままお岩さんのように悪化していったのでした。
恐怖におののきながら眼科にかけこんだところ、「目薬の刺しすぎ!」「薬によるかぶれ!」の診断。
抗菌薬がまわって一時的に腫れがひどくなるのはよくあることらしいですが。くれぐれも市販薬使用時は使用量を守りましょう。

まずは、前髪は目にかからないように、お風呂につかり、脂肪摂取は適切に、予防第一です。

それにしても……。
前髪を伸ばしたがるのって、「中二病」ですかね。マンガの主人公の絵やアイドルタレントの写真で前髪が目にかかってるからって、それを実生活で真似するのはバカでしょうが。高3のくせに、次男もいいかげんに元服してほしい。

校則だからじゃありません、目を守るために、前髪が目にかからないようにするべきなんです。



大好きな菊、「もってのほか」のおひたし。
故郷山形の味です。
菊は漢方にも使うだけあっていろいろな効能があるけど、
目の炎症にもよく効くのだとか。
 

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