2015年12月23日水曜日

カレーで風邪を撃退

父ちゃんの風邪がすっかり治ったと思ったある日。
朝起きたら頭が重い。あら~、夕べ、焼酎飲みすぎた?
午後をすぎたら頭が重いどころか微妙に痛くなってきました。
……二日酔いかと思ったら、風邪の兆候、ってのは私のよくあるパターンですぞ。

こうなったら、夜はアレにするしかない!

ここ数年、あたしゃ風邪で寝込んだことはありません。
こないだの父ちゃんみたいに、「明らかに具合が悪い」という状況にさえ至っておりません! 

それは、「あやしい」と思ったら、すぐに策を講じて事なきを得ているから。
具合悪くなる前にできることをやっておけば、多くの場合、風邪ってやりすごすことができるんです。

ごく軽いのどの痛みを感じた場合は、龍角散のどあめをなめなめ、濃く入れたほうじ茶をがぶがぶ。私の場合は、これだけでほとんどの軽い風邪症状は抜けていきます。
ほうじ茶のカテキンには強力な殺菌作用があるので、風邪を重症化させないためにはうってつけ。

そして、もうひとつの作戦。
夕飯を、チキンカレーにする。

え~、具合悪いのにカレー?と思われるかもしれませんが。
私の場合は、のどが痛かろうが寒気がしようが、カレーを作ってカレーを食べて寝てしまえば、なぜか、翌朝ピンピン元気、元通りになってしまうのです。自分でもホントに不思議なのですが。

きっかけは10年ほど前。
日比谷公園で開かれていたボランティアフェスに行ったときのこと。
お世話になった作家のHさんがかかわるブースがあり、風邪っぽくて調子がよくないのを押して出かけていきました。
Hさんは長年ネパールの少女たちのためのボランティアをしていて、資金を集めるためイベントではいつも大鍋に大量のカレーを作って売っていました。顔くらい出さなければとムリして出かけていったのです。
そこでいただいたチキンカレー、サフランライス、そしてチャイが美味しくて‼

しかしそれより驚いたのは、家に帰るまでに、風邪が吹っ飛んだのか、具合がよくなってしまったことでした。

後日Hさんに
「風邪気味でつらかったのに、カレーいただいたら、帰り道で風邪治っちゃいました」
と話したところ、
「あ、そういえば私も前日から風邪気味だったんだわ。大量のカレー作ってるうちに治っちゃった。しょうがとかいっぱい入れてるからかしらね」

考えてみれば、カレーにはしょうがやにんにくのほか、カレー粉ほか、各種スパイスを使っています。鶏肉は体を温める食材だし、サフランも紅茶も、体を温めるもの。

おお、チキンカレーって、たしかに風邪に効くかも!

そして私は、その経験以来、風邪の危険が迫るとカレーを作って撃退するようになったというわけ。

この場合は、やはり鶏肉に限ります。
しょうが、にんにくのほか、スパイスをばしばし投入。カレー味はカレー粉で。ルーは隠し味程度に使って油少な目に。
必ず使うスパイスは、ターメリック(うこん)、クミン、カルダモン、ガラムマサラ、クローブ。とくにたくさん入れるのはクミン。最初に玉ねぎを炒める時から入れて焼き付け、よく香りを出します。

サフランは高価だからサフランライスまでは作らないけれど、紅茶を煮出してインド風の甘いミルクティーもポットに作っておきます。それをデザートに。体もバッチリ温まります。

今回も、カレーはおいしく食べ、ぐっすり眠り、翌朝はピッカリ元気になりました‼

ターメリックやクミンなどのスパイスは胃腸の働きもよくするので、油を少な目、白飯控えめのカレーにすれば、お腹の調子も整えられます。

「おせちもいいけど、カレーもね」というコマーシャルが昔あったけど、年末年始にも、カレーはあり、かも。






鍋にスパイスをブチ込んで、香りをかいているうちから、
なぜだか元気になっていくから、不思議。
アロマ効果?
今気づきました。家族で私が一番風邪ひかないのは、
私が自分の体調を察知して、自分でカレー作ってるからですネ・・・。


ミルクティーはインドのチャイ風に紅茶を煮出して作ります。
しょうがパウダー、シナモンを入れて風邪予防のダメ押し。
ポットに作っておいて、熱いのを少しずつちびちびとがおすすめ。

 

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