「咳が出るし、なんだか仕事やる気がしない」と、ソファに座ってずーっとマラソンを観ていたダンナ。その後、寒気がすると言い出しました。
怪しい咳はしてたのですが、うたたねで完全に風邪っぽくなってしまったみたい。
「風邪ひいたかな、風邪ひいたかな」 そう言いながらビールを飲むのが困ったものです。よけい冷えてしまうのに。
「おふとんで寝たら?」と言っても、何か食べようとして、 夕飯の支度をしている私の横をウロウロウロウロ。
意味もなくウロウロするのは子どもの風邪ひき始めにありがちな兆候ですが、おじさんも同じです。ぞくぞくして不安な感じで、じっとしていられなくなる。
おじさんの場合、そういうときに栄養をつけようと、やたら飲んだり食べたりする傾向が。
ウチのおじさん(ダンナさま)の場合はいつもそう。そんでお腹まで壊してかえってひどいことになる。
これ以上「アルコール消毒」されてもマズイので、一計を。
取り出したるは、先日セブンイレブンのくじであたった栄養ドリンク。風邪の発熱でだるいときの栄養補給、というものです。生姜にロイヤルゼリー、生薬配合、などなどと書いてあります。
私はこのテのドリンク剤は嫌いだけど、子どもやおじさんは、こういうの嫌いじゃないのよね。市販品を出してもらうと、特別扱いみたいで喜ぶ。案の定、「ふーん、ロイヤルゼリーだって」と言いながら飲んでました。
煮えている途中の夕飯のシチューをうらめしそうに見ていましたが、具合がよくないのはほんとだったらしく、ドリンクを飲むと、おとなしくフトンへ。あっという間に寝てしまいました。
そして、
いつもなら、どんなに熱があっても2時間くらい寝たら、「腹減った」と台所に降りてくるいやしんぼのくせに、私と子どもたちでガヤガヤ食事をしていても降りてこない!
心配になって息をしているのか確認しにいくこと2回。
ドリンクが効いたのか?
結局夜12時になっても起きませんでした。
翌朝、 なんと驚いたことに、私が起きたときにはすでに起きていて、書類を出して仕事をしているではないですか。
「どうしたの、風邪はダイジョブ? 起きてきてご飯食べなかった?」
「食べなかった」
へぇー! いやしんぼのダンナが珍しい。
「一度、みんなが夕飯食べてる音がガチャガチャしてたから、目が覚めてどうしようと思ったんだけど、そのまままた寝ちゃったんだよねぇ」
目が覚めたらなんだかすごく気分がよくて、頭もさえてるから仕事してたらしい。
「風邪治っちゃったよ。あのドリンクが効いたのかな?」
いや、ドリンクが効いたというよりたぶんそれは……、
「もしかして、夜ご飯食べてないから、スッキリしてるんじゃない?」
「あー! ……そうかも」
このごろ食べ過ぎてたしね。
なんだか風邪だけでなく、頭のもやもやまで追い出したようなスッキリした顔。
冬に寒気がする場合は、胃腸の風邪のこともあるし。風邪薬飲むために無理やりご飯食べたりする人もいるけど、水分だけにして、胃を休めたほうがいいんです。
で、朝スッキリ目覚めて、お腹がすいたら、ご飯を食べる。
風邪のひき始め、あるいは、なんだか具合の悪い時は、食べずに寝る!
これは鉄則かな。
生薬入りの栄養ドリンクをわざわざ買わなくても、 熱い紅茶にしょうがやはちみつや黒糖、シナモン、クローブなど入れたら、それっぽいものになります。 体もあったまる! しょうがをいちいちすりおろすのも面倒だし、 冬はしょうがパウダーを常備。 ほうじ茶にしょうがをいれるのもとってもおいしい! |
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