2013年8月12日月曜日

桃の種

桃がおいしい季節です。

チョイ高いけど、あの薄紅色と白のベルベットの肌触りには なかなか抵抗できません。
ときたま買って、デザートにしています。

桃の切り方って、どうしてます?

私、ずっとこうしてました。

皮をむいて、そのまま種をよけてきりわけて、 お皿にとり、
色が変わらないうちにと大急ぎで家族に勧めます。

そして、 かあちゃんは、
種のまわりにくっついた果肉にかぶりつく。

ところが、ネットで調べてあらびっくり、
皮をむかないうちに切り目を入れて、
一片ずつ引っぺがすんですね。

そうすると、種と果肉が、うまいぐあいにさよならしてくれるんです。

知らなかったーっ! というわけで、
この夏はそーやって切って家族に出しておりますが。

そうすっと、 いつもの種ちゅうちゅうができなくて、ちょっとさびしい・・・・・。

果肉のちょっぴりしかついてない桃の種をしぶとくなめながら、
またへんなことを考える私。

「この種、食べられないんだろうか?」

なんとなんと、調べてみたら、桃の種、

食べられるどころか!

桃の種を割った中に入っている実は、 桃仁、と言われ、
薬効もあらたかな漢方薬のもと、だったんです。

それも、婦人病に効くのです。
つまり、冷え症、瘀血などに効果ばつぐん。

ほんとかいな?

そう聞くと、もう試してみいと気が済まない私です。

さっそく、
なめ終わった桃の種を少し乾かしました。

キッチンバサミの、「くるみ割り」の部分を使ってかち割る ・・・・・
・・・・びくともしません。

ペンチを使ってみました。しかし、
・・・・割れないーっ!

拾った木の実を食べようと悪戦苦闘しているサルかってありさまの 私。

見ていたダンナがあきれて、
「何やってんの」

「桃の種の中の実が、婦人病に効くんだって!だから今割ってんの」

「え~、それ、食うわけ? またへんなもの食ってー!
しびれたり食中毒になったらどうすんだよ。ちゃんと調べてから食べなさい」

「ダイジョブダイジョブ、桃なんて、イザナギイザナミの時代からあるんだよ。
毒だったら、『桃の種は毒』っていう言い伝えが絶対残ってるって!」

最後は、スチール切り用のはさみ(なんでそんなものが家に?) で切り刻み。

めでたく、小粒のアーモンドのような桃仁が取り出されたのでした。

「あ、このニオイはおいしそうだよ~!!」
杏仁豆腐の甘い香りです。

さっそく口に入れて噛んでみたら。
まずかったー。

残念!

もう一度ネットで調べ直してみたら、

ホワイトリカーにつけて桃仁酒にするとか、
すりつぶして、クスリとして少しずつ何かに混ぜるとかで、
ぱくっと食べるものではありませんでした・・・・・。

桃仁酒、作ってみます。

苦労して種割ってんだから、
なにか薬効も、あるといいなァ。

(今、種集め中)


このような桃の種を割ると……

こんな、アーモンドのような実が出てきます。
これが桃仁(とうにん)。

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