2013年7月2日火曜日

足の甲のアトピー その3

前回、前々回の続きです。

自分の足の甲の痒みを、「アトピーである」と断定した私は、
この世の中にあふれかえる、有象無象、玉石混交、阿鼻叫喚、
アトピー情報の荒波に飲み込まれてしまったんです。

「脱ステロイド」 「体からアトピー、ステロイドの毒を抜く」
みたいな言葉に、すっかり踊らされ。

我ながら一番バカだったのは、「樹液シート」を貼ったこと。

足の疲れがとれ、翌朝スッキリ、というの、ありますよね。
あれで「ステロイドの毒を吸い取ることができる」と聞き、
夜な夜な足裏に貼りつけて寝ていたんです。
ウソみたいだけど、でも、実際、スッキリする。
いかにも、「体の毒素が出ている!」感じなんですね、これが。
しかし。 体の毒を全部吸い取るまでに、これをいったい何枚使えばいいのさ? だんだん腹が立ってきた。

それ以外にもあれやこれや試した挙句、
どーも、ステロイドを毒扱いして、「脱ステロイド」を奨める情報には、
ステロイド以外の商品を売りつけるものが多い、ということに気が付きました。
塩素除去とか、なんとか茶とか、なんとか化粧水とか。

意を決し、ある日丸一日かけて、ありとあらゆるアトピー情報を全部洗いだしました。

商品宣伝、治療法の販売しているものは、すべて排除、
自らのアトピーの治療法を紹介しているもののみをピックアップ。

ネットでたくさんの体験談を目にする中で、 まともそうな治療法には、 「和食」を徹底する、という共通項があるなあ、という印象がありました。

最終的に行き当たったのは、
いくつかの個人によるホームページでの治療法の紹介と、
下関市立中央病院での治療法を紹介した『油を断てばアトピーはここまで治る』永田良隆著(三笠書房)という本。

それらを読んで、あたしゃ叫びました。
「これだァーーーーー!!!」
って。

結論を先に言ってしまうと、
痒みや皮膚の炎症は、過剰な植物油、「リノール酸」が原因だ、っていうこと。
昔ながらの和食にし、リノール酸を摂らないようにすることで、アトピーはどんどんよくなる、というものです。

その日から、植物油は言うに及ばず、
リノール酸が多く含まれている肉類を極力減らし、アレルゲンとなる卵、牛乳もストップ。

麦飯に、お味噌汁、イモ類、大豆に根菜、魚、海草などの、昔ながらの純和食に変換。

そしたら。

なんと、なんと!たったの2日で、
あのおそろしい発作のような痒みが、ピタリと出なくなったんです。

以来、一度も、掻き毟るような痒みが出てない。
数日前から、ステロイドなしでも痒み出ず。

小指と薬指の間の皮向けは一部残っているし、
さすがに病歴が長いので、肌がキレイになるにはもうちょっとかかりそうですが、
10日たった今では、ポリポリ掻いたくらいでは、肌はびくともしません。

冷静に書いてますが(?)、
  正直、アタシ、かなり、びっくりしています。

もちろん、他の方に合うやり方かどうかは、まったくわかりませんし、
それになにぶん、始めて10日なので、このやり方が本当に私に合っているのかどうかは、まだわからない。

でも、なにしろ痒くない!

それに、体調もいいのは確か。

このまましばらく検証を続けてみたいと思います。



調理に油を使わないようにすると、洗い物がラク~!
アクリルたわしのみで、洗剤いらず。
手の荒れもよくなり、相乗効果で肌がよくなってます。

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