自分の足の甲の痒みを、「アトピーである」と断定した私は、
この世の中にあふれかえる、有象無象、玉石混交、阿鼻叫喚、
アトピー情報の荒波に飲み込まれてしまったんです。
「脱ステロイド」 「体からアトピー、ステロイドの毒を抜く」
みたいな言葉に、すっかり踊らされ。
我ながら一番バカだったのは、「樹液シート」を貼ったこと。
足の疲れがとれ、翌朝スッキリ、というの、ありますよね。
あれで「ステロイドの毒を吸い取ることができる」と聞き、
夜な夜な足裏に貼りつけて寝ていたんです。
ウソみたいだけど、でも、実際、スッキリする。
いかにも、「体の毒素が出ている!」感じなんですね、これが。
しかし。 体の毒を全部吸い取るまでに、これをいったい何枚使えばいいのさ? だんだん腹が立ってきた。
それ以外にもあれやこれや試した挙句、
どーも、ステロイドを毒扱いして、「脱ステロイド」を奨める情報には、
ステロイド以外の商品を売りつけるものが多い、ということに気が付きました。
塩素除去とか、なんとか茶とか、なんとか化粧水とか。
意を決し、ある日丸一日かけて、ありとあらゆるアトピー情報を全部洗いだしました。
商品宣伝、治療法の販売しているものは、すべて排除、
自らのアトピーの治療法を紹介しているもののみをピックアップ。
ネットでたくさんの体験談を目にする中で、 まともそうな治療法には、 「和食」を徹底する、という共通項があるなあ、という印象がありました。
最終的に行き当たったのは、
いくつかの個人によるホームページでの治療法の紹介と、
下関市立中央病院での治療法を紹介した『油を断てばアトピーはここまで治る』永田良隆著(三笠書房)という本。
それらを読んで、あたしゃ叫びました。
「これだァーーーーー!!!」
って。
結論を先に言ってしまうと、
痒みや皮膚の炎症は、過剰な植物油、「リノール酸」が原因だ、っていうこと。
昔ながらの和食にし、リノール酸を摂らないようにすることで、アトピーはどんどんよくなる、というものです。
その日から、植物油は言うに及ばず、
リノール酸が多く含まれている肉類を極力減らし、アレルゲンとなる卵、牛乳もストップ。
麦飯に、お味噌汁、イモ類、大豆に根菜、魚、海草などの、昔ながらの純和食に変換。
そしたら。
なんと、なんと!たったの2日で、
あのおそろしい発作のような痒みが、ピタリと出なくなったんです。
以来、一度も、掻き毟るような痒みが出てない。
数日前から、ステロイドなしでも痒み出ず。
小指と薬指の間の皮向けは一部残っているし、
さすがに病歴が長いので、肌がキレイになるにはもうちょっとかかりそうですが、
10日たった今では、ポリポリ掻いたくらいでは、肌はびくともしません。
冷静に書いてますが(?)、
正直、アタシ、かなり、びっくりしています。
もちろん、他の方に合うやり方かどうかは、まったくわかりませんし、
それになにぶん、始めて10日なので、このやり方が本当に私に合っているのかどうかは、まだわからない。
でも、なにしろ痒くない!
それに、体調もいいのは確か。
このまましばらく検証を続けてみたいと思います。
調理に油を使わないようにすると、洗い物がラク~! アクリルたわしのみで、洗剤いらず。 手の荒れもよくなり、相乗効果で肌がよくなってます。 |
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